秦基博という人間は稀有な存在だ。
ミュージシャンの乱暴で破天荒でカリスマ性のある一般的なイメージと違い、落ち着いていて、物静かで街中でも普通に歩いていそうな男に見える。
しかし、一度歌い出すと、鋼と鱗でできた声というキャッチコピーにふさわしく、まっすぐだが、ハスキーでどこまでも伸びる声、そして普遍的で私たち日本人の心を掴んではなさないような繊細で叙情的な歌詞が愛用ギターのGIbson J-45の荒々しく、切ないサウンドから溢れ出す。
僕もファン歴は長く、デビュー直後からたまたまYouTubeで聞いて以来、耳を掴んで離さなくなった。
今回はそんな秦基博の内側に迫ったブログを書いていきたい。